【2月26日 AFP】元プロボクサーのモハメド・アリ(Muhammad Ali)氏が、米フロリダ(Florida)州マイアミビーチ(Miami Beach)で初めてヘビー級王者に輝いたソニー・リストン(Sonny Liston)戦から50周年を迎えた25日、ツイッター(Twitter)に人生初のメッセージを投稿した。

 「AliTweet」のハッシュタグを付け、本人からの投稿であることを示したアリ氏は、「私はリストン戦で世界を変えた。それから50年経った今、私はそれをツイッターで語っている」というメッセージとともに、両腕を高く振り上げ雄叫びを上げる歴史的勝利の瞬間を収めた自身の写真をリンク付けした。

 カシアス・クレイ(Cassius Clay)と名乗っていた22歳のアリは、7ラウンドで当時の王者リストンをリングに沈め、世界的に有名な伝説のボクサーとなる運命を決定づけたのだった。

 アリ氏の公式ウェブサイト上では、その日の名言を紹介するツイッターページ開設の準備をしており、そこでは「蝶(ちょう)のように舞い、蜂のように刺す」といった言葉をはじめとする、輝かしいキャリアから厳選したアリ氏の知恵や詩を紹介する。

 アリ氏の出身地、米ケンタッキー(Kentucky)州ルイビル(Louisville)にあるモハメド・アリ記念館(Muhammad Ali Center)もツイッターに「今日はアリ氏がヘビー級王座を獲得して50年目の記念日だ!彼は世界を変えた!」というメッセージを投稿し、リストン戦のハイライト動画を共有できるよう、ユーチューブ(YouTube)のリンクも貼り付けている。

 記念館はまた、血だらけのリストンに左からの一発をお見舞いするクレイの写真をリツイート(再投稿)している。