犬の散歩中に埋蔵金貨を発見、10億円以上の価値 米国
このニュースをシェア
【2月26日 AFP】(写真追加)米カリフォルニア(California)州のカップルが、飼い犬の散歩中に埋まっていた金貨を発見し、一瞬にして大金持ちになった。専門家によると推定1000万ドル(約10億円)以上の価値があるという。
古金貨取引会社ケイガンズ(Kagin's)によると、この通称「サドルリッジ(Saddle Ridge)」金貨は、米国内で発見された「お宝」としては史上最高額とみられるという。
ジョンさんとメアリーさんカップルは、地表に缶の一部分が露出しているのを見つけた。掘り進めたところ、それは金貨の入った缶だった。2人は最終的に8缶、計1400枚以上の金貨を見つけた。
金貨が発見されたのは、19世紀ゴールドラッシュ時代の埋蔵物が多く見つかっているカリフォルニア州北部の地域。カップルによると、日課となっている飼い犬との散歩中に偶然発見したという。
「もう何年も毎日のように散歩してきた道で、古い缶が地面からつきだしているのを見つけた」とジョンさんは語った。
ジョンさんは棒で缶を掘り出し、重かったが、家まで持ち帰ったという。
「メアリーに『うわっ、これ重い。含鉛塗料でいっぱいに違いない』と言ったよ。なぜあれほど重かったのか、全く見当がつかなかったんだ」とジョンさんは振り返った。
「ふたが外れて1枚の金貨がはみ出た。即座にふたを閉め直したよ──私は金貨の缶を発見したんだ。メアリーがこの話を信じる可能性は0%だと思ったね!」
「メアリーに告げると、困惑した顔だった──口の中にハエが何回も出たり入ったりできるくらいに、彼女の口は大きく開かれていた」
2人は金属探知機を使いさらに掘り返した結果、最終的に8つの缶を発見した。
40代のカップルは、当面は身元を公表しない方針でいる。(c)AFP