【2月25日 MODE PRESS】歌手ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)のヘアスタイリストでウィッグメーカーを経営するテレンス・デヴィッドソン(Terrence Davidson)が、ウィッグのデザインを真似されたとして、ニッキーを訴えた。

 テレンスは、ニッキーが彼のウィッグのデザインを真似したものを勝手に販売しているとして、少なくとも3000万ドル(約30億円)の賠償金を要求している。テレンスと弁護士の訴えによると、ピンクのウィッグやフォックスファーのウィッグ、半分ブロンドで半分ピンクのウィッグ、ヒット曲「スーパー・ベース(Super Bass)」でニッキ―が被っているウィッグなど「斬新で、かっこよく、ユニークなウィッグ」は全て彼が考案したものだという。

 テレンスの弁護士は「テレンスは、悪名高かったニッキーのウィッグを改善することに貢献した」と主張。さらに、「ニッキー側の弁護士はこの件を複雑にしたがるでしょうが、私達は知的財産法の領域で争うほどの内容ではありません。これは基本的なアメリカ人としてのモラルの問題なのです。ニッキーがテレンスに嘘をつき彼を騙したというだけです」とコメントした。

 ニッキーとテレンスは2010年1月から仕事をしており、その後発表したデビュー・アルバム『ピンク・フライデー(Pink Friday)』は瞬く間にチャート上位にランクインした。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS