【2月25日 AFP】英国のヘレン・グラント(Helen Grant)文化・メディア・スポーツ相兼女性・機会均等担当相が21日付の英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)が報じた発言で批判を浴びている。

 グラント氏は同紙に対し、女性が競技しても「美しくいられる」スポーツはたくさんあると語った。「(女性が)高いレベルで競技できるすばらしいスポーツはある。バレエや体操、チアリーディング、ローラースケートなどをやっている女性はとても美しく、女らしい」と述べ、「ホッケーやテニス、陸上などを好きではない少女たちもいる」と付け加えた。

 男女平等を求めるプロジェクト「エブリデイ・セクシズム(Everyday Sexism)」は、同氏のコメントに「落胆させられた」と批判。「女性ができるスポーツは、女の子らしいフェミニンな競技だけというのは間違ったアプローチだ」と、同プロジェクトの創始者ローラ・ベイツ(Laura Bates)氏は同紙に語った。「大臣がそんなことをいうなんて全く落胆させられる」(c)AFP