【2月25日 AFP】米大リーグ(MLB)は24日、走者と捕手による本塁での危険な接触を避けることを目的とする新ルールの導入を決めた。

 MLBの規則委員会は昨年12月、本塁でのクロスプレーを減らすためのルール改正を決定したが、規則の草案と、オーナ及び選手会(Major League Baseball Players Association、MLBPA)の承認が必要だった。

 新しいガイドラインによれば、走者は本塁までの進路をそれて、捕手やベースカバーに入るほかの野手との接触が禁止される。

 もし、走者がベースカバーに入る選手に接触しようとしたと審判にみなされた場合、たとえ捕球した選手が衝突で落球しても、走者はアウトと判定される。

 一方、捕球していない選手は、得点を狙う走者の進路を妨害してはならない。捕球前の野手が進路を妨害した場合、走者はセーフとみなされる。

 さらに、走者がヘッドスライディングで捕球者に向かってきた場合、審判は当該走者がベースタッチを狙ったのか、あるいは、意図的に肩を下げたり手で押したりしたのかなど状況を見極める必要がある。

 2014年シーズンに試験的に導入されることになる新規則では、走者が必ずしもスライディングで本塁ベースを狙う必要はなく、捕手も送球を行うために守備上やむをえないと審判に判断された場合は、ベースのブロックが認められる。(c)AFP