【2月20日 Relaxnews】韓国で大規模プロジェクトがすすめられている──ウィル・スミス(Will Smith)主演の映画『アイ,ロボット(I, Robot)』が現実のものとなるような、ロボット工学や人工知能を扱う、世界初のテーマパーク「ロボットランド(Robot Land)」だ。

 2016年に開園予定のロボットランドは、乗り物やアトラクション、ウォーターパーク、ホテルなどを備えたファミリー向けの遊園地。しかし、住宅団地、小売センター、高級マンションが併設されるほか、ロボット産業の発展を目的とした教育施設や研究開発ラボの設立も予定されている。

 総敷地面積38万7505平方メートルのロボットランドは、ソウル(Seoul)から30キロ、仁川国際空港(Incheon International Airport)から15分の仁川(Incheon)に建設が予定されている。これまで既に、総額6億2500万ドル(約640億円)の資金が国や地方自治体、民間企業から投じられたという。

 詳細は明らかにされていないが、他のテーマパークとの差別化を図るため、「アジアと韓国のコンテンツ」を数多く展示する予定だとされるロボットランド。一方では、「ハイテク・エンターテイメント」と「教育アトラクション」をミックスさせたものとなることも伝えられている。

 例えば、ロボット・キングダム(Robot Kingdom)と呼ばれるエリアでは、ロボット・ゲーム・アリーナ(Robot Gaming Arena)や、2030年に登場するだろう、家事や健康診断、認知症予防、高齢者を支援するロボットなどを紹介するパビリオンがフィーチャーされる。

 そしてロボット・シティ(Robot City)と呼ばれる別のエリアでは、ゴーカートや水上の乗り物だけでなく、クラゲや魚、ロブスターなどの海洋生物のロボットが泳ぐロボット水族館を見ることができるようになるという。(c)Relaxnews/AFPBB News