W杯会場の建設では計3会場で死亡事故が起きており、現在までで6人の作業員が犠牲になっている。

 開幕戦を予定しているサンパウロ(Sao Paulo)のアレーナ・デ・サンパウロ(Arena de Sao Paulo)では、作業員2人を巻き込む事故が起きたため、会場完成後のテストイベントは4月中旬に延ばされた。

 また、アマゾン川流域マナウス(Manaus)のアレーナ・アマゾニア(Arena da Amazonia)では3人が、ブラジリア(Brasilia)では1人が死亡している。

 しかし、クリチバ除外の可能性でブラジルは一致団結し、地元自治体ではスタジアム建設のために銀行から3000万ドル以上の融資を受ける見込みとなっている。

 クリチバを会場から除外すれば、航空券のキャンセルや観光収入の損失といった法的な賠償問題にも発展する恐れがあった。バルク事務局長は、FIFAは14億ドル(約1420億円)にも上る「はっきりとした貢献」をしており、主催者側とは協力関係にあることを強調した。

 クリチバの建設業者は作業者を大幅に増員しており、スタジアムの完成は5月中旬が見込まれている。(c)AFP/Chris WRIGHT