■3位に入った日本、伸び悩んだ欧州勢

 15日に行われた個人ラージヒル決勝で銀メダルを獲得した41歳の葛西は、最後のジャンプで134メートルを記録したあと、フィニッシュエリアで興奮しながら小さな日の丸を振ってメダル獲得を喜んだ。

 日本が団体戦で獲得したメダルは、1994年リレハンメル冬季五輪の銀メダル、1998年長野五輪の金メダルに続き通算3個目となる。

 ポーランドのカミル・ストフ(Kamil Stoch)は、今大会で個人ノーマルヒルとラージヒルの2冠を達成しており、1988年カルガリー大会でジャンプ3種目すべて金メダルを獲得したマッティ・ニッカネン(Matti Nykanen、フィンランド)氏に続く大記録の達成を目指していた。

 しかし、団体戦では選手全員が最高のジャンプを飛ばなければならず、実現は難しかった。

 今季W杯首位のストフは「僕たちは戦い抜いたが、今日はだめだったね」と振り返る。

 W杯の団体戦で過去3戦負けなしのスロベニアは5位に終わった。(c)AFP/Sim Sim WISSGOTT