■浅田「自分に腹が立ち、弱気になっていた」

 世界選手権で2度の優勝を誇る浅田は、「団体戦のあと、少し自分に腹が立って、弱気になっていました」と語っている。

「アルメニアで練習している間も、いい調子とは言えませんでした。でもソチ(Sochi)に戻ってからの2日間は、とてもいい感触です」

 日本が5位に終わった団体戦では、浅田がショートプログラム(SP)で3位、鈴木がフリースケーティング(FS)で4位だった。

 バンクーバー大会で、女子選手として初めて1大会で3度のトリプルアクセルを成功させた浅田は、ソチでは3回跳ぶ予定はないと話す。

 13-14シーズンのグランプリ(GP)ファイナルを制した浅田は、「ショートとフリーで1回ずつ跳ぶことに決めました」と語った。

「もしトリプルアクセルを2回入れたら、ブログラムとしては単調になります。ですから、それよりも3回転・3回転のコンビネーションを入れたほうがいいと判断しました」

 会場のアイスバーグ・スケーティング・パレス(Iceberg Skating Palace)で、浅田がショートとフリーの両方でトリプルアクセルを成功させることができれば、女子としては2大会連続で成し遂げた初めての選手となる。

 一方、五輪に戻ってこられてうれしいと語った鈴木は、2012年の世界選手権では銅メダルを獲得したものの、昨季は12位に終わるなど、浮き沈みの激しい4年間を過ごした。

 鈴木は、「ここまで来るのに、いろいろなことを乗り越える必要がありました」と語った。(c)AFP/Emmeline MOORE