【2月17日 AFP】ソチ冬季五輪で16日に行われた女子スノーボードクロスの予選タイムレースで、2人の選手が激しく転倒し、担架で運ばれた。

 メダル候補のヘレネ・オラフセン(Helene Olafsen、ノルウェー)は、最初にコースに出走したあと、膝を負傷して病院に搬送された。

 そしてジャクリーン・ヘルナンデス(Jacqueline Hernandez、米国)も、ライバルたちとタイムを競い、準々決勝に進出するために滑走したが、もう一人の犠牲者となった。

 この日は、ほかにも練習中に2名の選手が負傷し、治療を余儀なくされた。

 フリースタイルスキー男子エアリアルのクリストファー・ランベルト(Christopher Lambert、スイス)は肘を脱臼したとみられ、フリースタイルスキー女子ハーフパイプのローワン・チェシャー(Rowan Cheshire、英国)は、転倒して意識を失ったあと、病院に搬送された。 

 多くの選手たちが、スピードが出るロザフトル・エクストリーム・パーク(Rosa Khutor Extreme Park)の危険性を指摘しており、一部の区域ではスピードを抑えて斜面を転げ落ちるのを防いでいるという。