【2月16日 AFP】ソチ冬季五輪の施設で、バスルームとエレベーターに立て続けに閉じ込められたことをツイッター(Twitter)に投稿し、話題を呼んだボブスレー米代表のジョニー・クイン(Johnny Quinn)さん(30)は14日、競技出場日にはドアを開けたままシャワーを浴び、エレベーターを使わず階段で上り下りする考えを明らかにした。

 クインさんは選手村のバスルームに閉じ込められ、力ずくでドアを破壊して脱出し、大穴の開いたドアの写真をツイッターに投稿して一躍有名になった。その2日後、今度はエレベーター内に閉じ込められる災難に遭った。クインさんは現在、開かなくなったドアを壊すプロのテクニックを習得できるとして米テキサス(Texas)州デントン(Denton)警察署長から特別機動隊(Special Weapons and TacticsSWAT)のトレーニングへの参加をオファーされ、時の人となっている。

 ドアの写真は2万3000回リツイートされ、クインさんのフォロワーはわずか1日で1万1000人増えた。クインさんはAFPの取材に対して「写真を投稿した時、リツイートは2~3回で、笑えるコメントがせいぜい十数件付く程度だろうと思っていた。その後数日間でこれほど反響があるとは考えもしなかった」と語った。

 クインさんはまた、どこで誰にでも起き得る災難が、五輪で自分に降りかかった点が不満だとコメント。「とりあえずチームメートに忠告されているので、競技に出場する日には必ずバスルームのドアを開けたままシャワーを浴び、階段を使うようにするよ」と明言した。

 その上でクインさんは、自身が壊したドアをすみやかに修繕してくれた五輪スタッフに感謝の意を表明し、「小さな出来事はさておいても、冬季五輪でのソチ滞在を本当に楽しんでいる」と語った。また、SWATのオファーについては、受け入れる用意があるという。(c)AFP/Alexandre FEDORETS