■ソチ五輪で相次ぐ事故

 今回の五輪では、スノーボードやフリースタイルの選手に事故が相次いでいる。

 スノーボード・スロープスタイル男子のノルウェー代表、トシュテン・ホルグモ(Torstein Horgmo)は、大会開幕前の練習中に鎖骨を骨折した。

 またカナダのスキー女子代表、ユキ・ツボタ(Yuki Tsubota)は競技中に顎を骨折した。ツボタはジャンプの距離が足らずにスロープのへりにぶつかって転倒し、自身の膝で顎を強打した。

 モーグルでは、米国のハイディ・クローザー(Heidi Kloser)が練習中に転倒して大腿骨を骨折、さらに膝の十字靱帯を断裂した。

 さらにスロープスタイルでは、スキーに出場予定だった10代のマギー・ヴォワザン(Maggie Voisin、米国)、スノーボードのアドリアン・クライナー(Adrian Krainer、オーストリア)らがコースでの練習中に負傷し、棄権を余儀なくされた。

 日本人選手ではモーグルの伊藤みき(Miki Ito)が練習中の負傷で出場を断念している。

 スキージャンプでは、ロシアのミハイル・マクシモチキン(Mikhail Maksimochkin)が競技中に転倒してあばら骨を折り、病院へ運び込まれた。

 ソチ五輪で危険な状況に置かれているのは選手だけではない。ボブスレーでは、競技開始前のコース状態確認のために走らせていたそりが作業員と衝突し、作業員は両脚を骨折したと報じられた。

 スキークロスとスノーボードクロスの行われるコースでコミサロワが負傷したことは、この競技で危険を冒す選手が少なくないことを考えると、そこまで驚きではないのかもしれない。

 スノーボードのニック・バウムガートナー(Nick Baumgartner、米国)は、「あのアドレナリンがほとばしる感覚がたまらないんだ。だからやるんだよ。このスポーツのそういうところに引かれたんだ」と語っている。(c)AFP/Stuart WILLIAMS