【2月14日 AFP】中国が世界最長となる全長123キロの海底トンネルの建設を計画していることが14日、明らかになった。中国工程院(Chinese Academy of Engineering)の専門家がAFPに語った。

 計画は、およそ2200億元(約3兆7000億円)を投じて、遼寧(Liaoning)省の大連(Dalian)市と山東(Shandong)省の煙台(Yantai)を結ぶ鉄道用のトンネルを建設するというもので、時速220キロで走行する高速鉄道の貨車に車などを積んで輸送するという。中国工程院の王梦恕(Wang Mengshu)氏によると、2016年~20年の第13次5カ年計画で完成させる予定だという。また、国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)によると、計画の詳細な内容は4月に国務院に提出されるという。

 王氏が同紙に語ったところでは、トンネルが完成すればこれまで渤海(Bohai Sea)を迂回(うかい)して1400キロを走行するか、フェリーで8時間かかった大連~煙台の間がわずか40分で結ばれるという。

 チャイナ・デーリーによれば、トンネルは海底下30メートルより深い地点に、直径10メートルの鉄道用を2本と、保全・緊急車両用の1本の計3本を掘削する。

 日本の青函トンネル(Seikan Tunnel)と欧州の英仏海峡トンネル(Channel Tunnel)を合計したよりも長大なトンネルとなるが、途中には2つの断層が存在する。(c)AFP