【2月11日 AFP】米ハリウッド(Hollywood)映画の子役スターとして活躍した往年の女優シャーリー・テンプル(Shirley Temple Black)さんが10日夜、老衰のため米カリフォルニア(California)州の自宅で死去した。85歳だった。

 米ABCニュースやCNNテレビは11日、代理人の言葉を引用し、テンプルさんが家族や介護士らに囲まれ亡くなったと報じた。テンプルさんは長女のリンダさん、長男のチャールズさん、次女のロリーさんの3人の子どもたちが世話をしていた。後年は乳がんと闘っていた。

 テンプルさんが出演した40本を超える映画の大半は、テンプルさんが12歳になる前に撮影されたものだった。

 またテンプルさんは、ガーナやチェコスロバキアへの米国特命全権大使や国連代表を務めたこともある。

 CNNによれば、テンプルさんの広報担当者は「俳優として、外交官として、そして最も大事なことは私たちの愛する母として、祖母として、曽祖母として、そして今は亡き故チャールズ・アーデン・ブラック(Charles Alden Black)に55年間連れ添い慕われた妻として素晴らしい偉業を達成したその人生に敬意を表す」との声明を発表した。(c)AFP