【2月19日 AFP】フィギュアスケート米国代表のグレイシー・ゴールド(Gracie Gold)とアシュリー・ワグナー(Ashley Wagner)にとって、ソチ冬季五輪は金メダルを争うだけではなく、代表チームの顔を争う舞台となる。

 18歳のゴールドは先月、米マサチューセッツ(Massachusetts)州ボストン(Boston)で開催された全米選手権(2014 Prudential U.S. Figure Skating Championships)で初優勝を果たしてから一躍脚光を浴び、今や米メディアのアイドル的存在になっている。

 対する22歳のワグナーは、フィギュア界だけでなくリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn)不在の米国代表選手の顔としてもてはやされているが、全米選手権では2度の転倒が響き4位に終わった。

 ワグナーは昨季から今季までの成績が認められ代表入りをしているが、その決定は物議をかもし、すでに彼女と契約しているスポンサーや五輪のコマーシャルの力だという声もあった。

 米国がロシアとカナダに続き銅メダルを獲得した五輪初採用の団体戦では、ゴールドとワグナーが隣同士で表彰式に臨んでいる。

 ワグナーが女子シングル・ショートプログラム(SP)で4位につけると、フリースケーティング(FS)に臨んだゴールドは、圧巻の演技を見せたロシアのユリア・リプニツカヤ(Julia Lipnitskaia)に続き、2位に入った。

 団体戦について、ゴールドは次のように語った。

「全員が最高の演技で臨めたわけではなかった。アシュリーと私は、最高の滑りをしなければいけないと思っていたの」