「タリバンは空想の世界に生きている」英陸軍准将
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【2月11日 AFP】アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)は「空想の世界」に生きており、外国軍が撤退した後に彼らが再びアフガニスタンを支配する可能性は非常に低い――英シンクタンク「国際戦略研究所(International Institute for Strategic Studies、IISS)」の上席研究員が5日、このような見解を示した。
国際戦略研究所のベン・バリー(Ben Barry)准将は、「アフガン治安部隊は暴動を鎮圧する力を十分につけており、アフガニスタンを守ることができる」と述べ、4月5日に予定されている大統領選の警備を問題なくこなすだろうとの考えを示した。
昨年タリバンによって行われた軍事攻撃は失敗に終わったと、同氏は語る。首都カブール(Kabul)への攻撃は政治的なメッセージは残したが、治安に対する影響はほとんどなかったという。
同氏によれば、アフガニスタン軍は北大西洋条約機構(NATO)が指揮する国際治安支援部隊(ISAF)の増派によって得た軍事力を維持しており、その治安面での支配力は向上し続ける。
英陸軍の准将であるバリー氏は、ボスニアでNATO軍の司令官を務めた。彼によれば、アフガニスタンのハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領が安全保障の地位協定への署名を拒んでいることに、NATOは「強い懸念」をいだいているという。
地位協定では、NATO軍が12月までに撤退した後も、1万人の米軍の駐留が認められる。「(地位協定にサインしないことは)長期的にみて、アフガニスタンの治安と安定に相当なリスクとなる」と、バリー氏は言う。
同氏はまた、タリバンの最近の動きから、彼らが「自分たちのプロパガンダを信じ込んでいる」ことがみてとれると指摘する。
「彼らが空想の世界に生きていることの証しだ」
「タリバンや麻薬の密輸、腐敗を根絶するのは困難だろう。だがタリバンが来年、軍事的な目的を達成する可能性は極めて低い。(NATO軍が撤退した)2015年以降もアフガニスタンが安定した政府を築き、軍や警察、情報力を維持できれば、タリバンが政治的な目的を達成する可能性は低い」(c)AFP