【2月11日 AFP】フランスの警察は10日、ワインの名産地ボルドー(Bordeaux)産の高級ワインばかりを狙った一連の窃盗事件に関与した疑いで20人の男を逮捕したと明らかにした。被害総額は100万ユーロ(約1億4000万円)以上とみられる。

 警察によると、同国南西部と首都パリ(Paris)周辺の数か所で300人以上の警察官を動員して行った捜査により、「綿密に計算されたプロの窃盗行為」の摘発に至ったという。

 この窃盗団は、これらの地域でもとりわけ高級なものを標的にしていたと警察は見ており、逮捕者のうちの数人は当局にもよく知られた人物だという。

 強盗に入られたのは、シャトー(ワイン醸造所)13か所とワイン保管庫2か所で、犯行は昨年6月から平均して2週間に1回の頻度で行われていた。

 最高級のボルドーワインは、良い生産年であれば新しいものでもボトル1本が1000ユーロ(約14万円)以上の価格で取引されることも珍しくなく、古いものや珍しいボトルであればその数倍の値がつくこともある。

 ボルドーワイン委員会(CIVB)のベルナール・ファルジュ(Bernard Farges)会長はAFPに対し、「過去にもこのような窃盗はあったが、今回のような大規模な事件は初めて」と述べ、容疑者らが逮捕され安堵していると語った。(c)AFP/Michaela CANCELA-KIEFFER