森元首相、ソチ五輪に感銘受け東京五輪に新たな決意
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【2月10日 AFP】東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(The Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)会長に就任した森喜朗(Yoshiro Mori)元首相は9日、ソチ冬季五輪の開会式に感銘を受け、2020年開催の東京五輪をより素晴らしいものにしたいと決意を新たにした。
昨年9月、アルゼンチン・ブエノスアイレス(Buenos Aires)で行われた国際オリンピック委員会(International Olympic Committee、IOC)総会で開催が決まった東京五輪は、2011年の東日本大震災以降の日本の復興のシンボルになると森氏はいう。
森氏は、ソチ五輪の開会式の途中に「感慨無量で、東京で聖火を迎えることを思い浮かべた。五輪の成功に向けていっそう努力する決意をした」と明かした。
熱狂的なラグビーファンで、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領とも個人的に親交のある森氏は、五輪期間中すでに2回大統領と言葉を交わしたことを明らかにした。
ときに西洋諸国との緊張関係を招くプーチン大統領の姿勢に言及し、「彼と外国の間には争いや対立があることは知っている」とした上で、「しかし、彼は五輪開催期間は世界が平和だと言っており、私もその通りだと思う」と述べている。
森氏は、東京で1964年に開催された前回の五輪は第2次世界大戦(World War II)でぼろぼろになった日本が「平和な国家を築き上げた」ことを世界に示したイベントだったと振り返った。2020年の東京五輪は日本が「平和大国としてここまで来た」ことをアピールする機会になり得る。
また、「大災害(地震)が日本を襲ったが、いま日本は復興に向けて努力しており、日本の強さを示すとともに国際社会から受けた支援の恩返しをしたい」としている。
マグニチュード9.0の地震とそれに伴い発生した津波が沿岸部を襲い、1万8000人以上の犠牲者を出した2011年3月の東日本大震災は、日本の戦後史上最大の災害とされている。
森氏は通訳を介して日本語で行った記者会見で、自身の英語力の乏しさを認めた上でこう説明した。
「戦時中、私が学生だったころ英語は敵国語とみなされていた。野球でさえ日本語で行われていた」
(c)AFP
