2006年のトリノ冬季五輪金メダリストで、2大会で銀メダルを手にした経験を持つプルシェンコは「31歳の私にとって、これは重大なことだ。歴史に残ることだよ」と語った。

 プルシェンコは、1920年から1932年の4大会に出場し3度の金メダルなどを獲得したスウェーデンのギリス・グラフストローム(Gillis Grafstroem)と並び、フィギュア史上2人目となる五輪4大会連続のメダル獲得を果たしたことになった。

 4回転ジャンプの成功もさることながら、プルシェンコは自身の数々のプログラムを組み合わせた「ザ・ベスト・オブ・プルシェンコ(The Best of Plushenko)」に乗せた圧巻の演技で観客を魅了した。

 男子シングル・フリースケーティング(FS)では168.20点を記録したプルシェンコが首位、カナダのケヴィン・レイノルズ(Kevin Reynolds)が167.92点で2位、そして町田樹(Tatsuki Machida)が165.85点で3位に入った。

 しかし、プルシェンコは演技後に腰の痛みを訴え、個人戦に出場するかどうかは未だ明らかになっていない。

 プルシェンコは昨年にも腰部の手術を受けたばかりで、「まずは休養をとって、医師と相談する必要がある。また腰に何かを埋め込むかもしれない」とコメントしている。