【2月8日 AFP】今年6月に開幕する2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の会場として建設が急がれているブラジル・マナウス(Manaus)のアレーナ・アマゾニア(Arena da Amazonia)の建設現場で7日、作業員が死亡した。

 建設業者によると、亡くなったのは55歳のポルトガル人作業員で、落下した解体中のクレーンの部品を頭部に受け、致命傷を受けたという。

 その後死亡が確認されたこの作業員は、同現場で3人目の犠牲者となった。

 同スタジアムはW杯本大会が行われる予定の会場で、いまだ建設中の5会場のうちの一つだった。

 この現場では事故が度重なっており、昨年3月に作業員1人が転落死し、同年の12月14日にも転落事故があったばかりだった。

 W杯の会場に関連した事故は、これで6件目。サンパウロ(Sao Paulo)のアレーナ・デ・サンパウロ(Arena de Sao Paulo)でも、同年11月27日にスタンドでクレーンが倒れ、2人が亡くなっている。(c)AFP