【2月7日 AFP】カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のコリンチャンス(Corinthians)に所属するアレシャンドレ・パト(Alexandre Pato)が、同じブラジルのサンパウロFC (Sao Paulo FC)に移籍すると、同選手の代理人が明らかにした。

 かつてイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に在籍し、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が獲得に興味を示していたとされるパトは、先日クラブの練習施設で起きたファンが選手を襲撃する事件で、攻撃を受けた3人のうちの1人だった。

 コリンチャンスの広報は、「クラブとサンパウロFCは契約を交わしました。あとは選手のサインのみです」と語っている。

 24歳のパトとは逆に、サンパウロFCからはジャジソン(Jadson Rodrigues da Silva)がコリンチャンスに移籍する。

 ジャジソンは完全移籍となるが、パトは期限付き移籍になる。

 コリンチャンスはパトに支払われる給与の一部を肩代わりするが、パト自身は古巣との試合でプレーできない上に、サンパウロ州選手権にも出場できない。

 そのため、パトが長年望んでいたW杯ブラジル大会(2014World Cup)出場は、出場機会の減少によって大きく遠のく可能性がある。

 ブラジル代表だったパトは、2013年9月に行われたオーストラリアとの親善試合で得点を挙げたものの、その後は代表での出場機会が限られていた。

 また、パトとエメルソン(Emerson Sheik)、ペルー代表ストライカーのパオロ・ゲレーロ(Paolo Guerrero)が、さらなる攻撃を恐れてボディーガードを雇ったことが明らかになった。

 2012年のクラブW杯(2012 FIFA Club World Cup)でチームを優勝に導くゴールを決めたゲレーロだが、最近の不調でファンから敵視されていた。

 コリンチャンスはパト不在のまま5日のリーグ戦に臨んだが、試合は0-2で敗れ、クラブは4連敗を喫している。

 元ブラジル代表監督で現在はコリンチャンスを率いるマノ・メネゼス(Mano Menezes)監督は、ジャジソンの獲得を認め、ミランから1500万ユーロで獲得したパトについては、責任を果たせなかったとの見解を示した。(c)AFP