【2月7日 AFP】いよいよ競技が始まったソチ冬季五輪──記者が五輪会場で集めたエピソードを紹介する。

■謎のひげ集団

 ボブスレーのカナダ代表チームの男子選手は、そろってひげをたくわえてソチ(Sochi)入りした。選手の1人、ジャスティン・クリップス(Justin Kripps)によれば、五輪にはひげを伸ばそうという意欲を起こさせる特別な理由があるという。

「そのほうが、カナダのボブスレー文化をよく表現していると僕らは思ったんだ。他の国の選手たちはきれいにひげを剃っているけれどね」

■エア祝杯?

 ノルディック複合のオーストリア代表選手、ベルンハルト・グルーバー(Bernhard Gruber、31)が試合で好成績を収めた際に披露する歓喜のパフォーマンスは、ちょっと変わっている。

 グルーバーは相当な音楽好きで、自身も「テレマーカーズ(Telemarkers)」という名のバンドを組んで演奏している。そんな彼のトレードマークとなっているのが、こちら。

「会心のジャンプを決めたときには、着地後に足から外したスキー板を使ってエアギターを披露するんだ」

■女性選手が「私は男」と公言?

 アイスホッケーでは性別にかかわらず、守備的なポジションにつく人たちをディフェンスマンと呼ぶ。スイス代表の女子選手、ジュリア・マーティ(Julia Marty)は、そう呼ばれることがひときわ嬉しいという。

「私は自分をディフェンスマンだと思っているわ。それが私の本質」。スイスチームのキャプテンを務め、守備陣の要であるマーティは、オリンピック・ニュース・サービス(Olympic News Service)にこのように語った。