【2月6日 Relaxnews】米シカゴ(Chicago)のラーム・エマニュエル(Rahm Emanuel)市長のある「アイデア」が実現すれば、シカゴは近い将来、パリ(Paris)をしのぐ光の都になるかもしれない──。

 観光産業の活性化を目指すエマニュエル市長は先月、風の街シカゴのランドマークとなっている建築物のライトアップを目的とする国際デザインコンペの開催を発表し、世界中の芸術家や建築家、プランナー、デザイナーの参加を募った。

 計画では、ライトアップをシカゴ川(Chicago River)周辺から開始し、最終的にはシカゴ全体に拡大させる予定。超高層ビルや橋のほか、有名建築家、フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)氏の建築物などを照らす。

 エマニュエル市長は「就任以来、市の経済の主要なけん引役である観光産業に重点的に取り組んできた。シカゴには包括的な戦略が必要だ」と述べ、「今は成長を持続させる時。シカゴを世界の話題の中心に置くような象徴的なイベントや機会に注力することも大切だ」と話した。

 2年前にエマニュエル市長が就任して以来、シカゴを訪れる年間の観光客数は4000万人から4600万人に増加したが、計画では2020年までに5500万人に伸ばすのが目標だという。(c)Relaxnews/AFPBB News