■フェイスブック、マイクロソフト、ヤフー、アップルも公表

 一方、フェイスブックは3日、2012年下半期に4000~6000件、2013年上半期に5000~6000件のアカウント情報の提供要請をFISAから受けたと公表した。またマイクロソフトは、FISAの命令によって、2013年上半期に1万5000~1万6000件のユーザーアカウント情報の提供要請を受けたと公表。ヤフーは同期間中、当局がFISA裁判所の権限を行使して、3万~3万1000件のアカウント情報を求めてきたと明らかにした。

 またアップル(Apple)は前週、2013年上半期のFISAまたは国家安全保障書簡(National Security Letters)に基づく情報提供要請は249件以内だったと発表している。

 ヤフーとフェイスブック、グーグル、その他の企業はFISAの要請件数を今後も定期的に公表することを約束するとともに、情報をさらにユーザーと共有できるようにする法的改革を引き続き推進することを誓った。

 現時点でIT企業が公表できるのは、FISAの要請件数の大まかな範囲だけで、誰からどのような要請があったかなどについての詳細な公表はできない。(c)AFP/Glenn CHAPMAN