しかし、選手がレール、クオーターパイプ、そしてジャンプ台などの障害物を乗り越えながらスロープを滑降するこの競技では負傷者が相次ぎ、危険すぎると懸念する声もある。

 フィンランド代表のマリカ・エンネ(Marika Enne)は4日、コースを滑降中に負傷しノルウェー代表のトシュテン・ホルグモ(Torstein Horgmo)に続く2人目のけが人となった。

 21歳のエンネは最後のジャンプで着地に失敗し、雪にたたきつけられた。エンネは何とか滑降を終了させたものの、担架で運ばれていった。

 3日には、この種目で金メダル候補とされていたホルグモが鎖骨を骨折し五輪欠場を余儀なくされたばかりで、係員たちは夜を徹してジャンプ台を修正していた。(c)AFP