【2月5日 AFP】冬季五輪のスノーボード男子ハーフパイプで2連覇を達成した米国のショーン・ホワイト(Shaun White)は3日、練習中すでに2人の負傷者を出しているソチ冬季五輪のスロープスタイルのコースについて、「怖い」とコメントした。

 ウインターXゲームズ(Winter X Games)の先駆者でもある27歳のホワイトは、見応えあるこの競技に、危険はつきものだとの考えを明かした。

 これまで、数回にわたり膝と足首の手術を受けているホワイトは、ロザフトル・エクストリーム・パーク(Rosa Khutor Extreme Park)のコースに関して次のように語った。

「怖いね。コースに出るときは常にスピードに気をつけ、ジャンプ台からの距離をはかり、レールがどんな感じなのかを確認する必要がある。難しいよ」

「コースで滑るときにある程度の危険はつきものだし、自分をリスクにさらすことにもなる」

「たぶん、このコースは普通のコースよりその度合いが少し高い。でも、僕たちはそれに慣れようとしている。コースを完走し、安全で素晴らしい五輪にしたいと思っているよ」

 2006年のトリノ冬季五輪と2010年のバンクーバー冬季五輪でスノーボード男子ハーフパイプの金メダルを獲得したホワイトは、ソチ五輪で同種目3連覇を見据えるほか、今大会から採用された新種目の男子スロープスタイルの金メダル第1号を狙っている。