【2月5日 AFP】イングランド・プレミアリーグのスウォンジー・シティ(Swansea City)は4日、ミカエル・ラウドルップ(Michael Laudrup)監督の解任を発表した。

 約1年前、クラブ史上初めてとなる主要大会のタイトルをもたらしたラウドルップ監督が、スウォンジーと袂を分かつことが決まった。

 49歳のラウドルップ監督は、前シーズンのキャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2013-14)決勝でブラッドフォード・シティ(Bradford City)を5-0で下したが、クラブは監督の将来をめぐって「不安定な状態が続いていた」ことから、行動を起こさざるを得なかったと明かした。

 報道によれば、ラウドルップ監督とスウォンジーの関係は今オフに悪化していたと言われており、さらにこのところは成績も振るわず、チームの降格圏転落も見え始めていた。

 スウォンジーは「予測可能な未来」へ向け、元主将のギャリー・モンク(Garry Monk)がヘッドコーチに就任し、現在トップチームのコーチを務めるアラン・カーティス(Alan Curtis)氏がそのまま脇を固めると発表している。

 キャピタル・ワン・カップを制しただけでなく、リーグ戦を9位で終えた昨シーズンのスウォンジーだが、最近はリーグ戦10試合でわずかに1勝しか挙げることができず、先週末のウェストハム(West Ham)戦でも0-2で敗れ、降格圏との勝ち点差が2となった。

 スウォンジーは、今週8日には本拠地で因縁のライバル、カーディフ・シティ(Cardiff City)との南ウェールズ・ダービーを控えている。

 現役時代のラウドルップ監督は、才能あふれる司令塔としてユベントス(Juventus)やFCバルセロナ(FC Barcelona)、レアル・マドリード(Real Madrid)、さらにデンマーク代表で名をはせた。

 引退後はデンマーク1部リーグのブロンビーIF(Brondby IF)で2002年から指導者としてのキャリアをスタートさせ、その後はヘタフェ(Getafe CF)、スパルタク・モスクワ(Spartak Moscow)、マジョルカ(RCD Mallorca)を率いてきた。

 ラウドルップ監督の後任となるモンクは34歳で、スウォンジーがチャンピオンシップ・リーグ(2部)からのプレミア昇格を果たした際には主力メンバーだったが、以降の2シーズン半は負傷もあって控えに降格している。(c)AFP/Tom WILLIAMS