【2月6日 MODE PRESS】国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)による調査で、英ファッションブランド「バーバリー(BURBERRY)」の服から有害物質が見つかった件で、「バーバリー」は2020年までにこの有害物質を全工場から除去することを約束すると発表した。

 グリーンピースで有害化学物質全廃を目指すデトックスキャンペーンを推進しているIlze Smit氏は「バーバリーが化学物質の除去を約束してくれたことは、安全なファッションを実現するための第一歩となるだろう」とコメントした。

 今回の経緯は「バーバリー」をはじめ「H&M」や「アメリカンアパレル(American Apparel)」など合計12ブランドから集めた82の衣服をグリーンピースが調査したことが発端で、その結果、複数の服から有害物質が検出された。また「バーバリー」に関しては、2013年の春夏キャンペーンでデビッド・ベッカム(David Beckham)の次男、ロメオ(Romeo)くんが着用したパープルのメタリックシャツから人間のホルモン作用に悪影響をおよぼす可能性のある有害な化学物質が検出されている。チュニジアで製造されたこれらのシャツからは高濃度のノニルフェノールエトキシレート(NPES)が検出されていた。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS