■寒波とともに首都に飛来

 シティ・ワイルドライフはマイクロブログのツイッター(Twitter)で、シロフクロウを静かで涼しい場所に置いて餌や水分を与え、注意深く見守っていると明らかにした。鎮痛剤と抗生物質も投与し、現在は安定した状態だという。

 また、「麻酔がリスクを及ぼすような何らかの異常があった場合に備えて、レントゲン写真の撮影は血液検査の結果が出るまで延期した」という。血液検査の結果が出るのは早くても3日になるとみられる。

 このシロフクロウは、米東部が北極気団に覆われ寒波に見舞われた時に風に運ばれてやって来たとみられている。店舗の日よけや公園のベンチ、木の枝に止まっているその姿は、大勢のソーシャルメディア利用者や地元の報道機関によって逐一伝えられていた。

■赤ちゃんパンダの人気も衰えず

 ワシントンD.C.で人気を集めている動物はこのシロフクロウだけではない。スミソニアン国立動物園で飼育されているジャイアントパンダの赤ちゃん「宝宝(バオバオ、Bao Bao)」の人気はシロフクロウ騒ぎの最中でも衰えていない。

 宝宝は母親の妊娠から出産、最近の一般公開まで、地元の人々やメディアの注目を一身に集めてきた。動物園の飼育員らによると、宝宝は順調に成長しており、日を負うごとに活発になり好奇心も旺盛になってきているという。(c)AFP