スターン氏、30年間務めたNBAコミッショナー退任へ
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■市場を世界に広げ、NBAの価値を高めたスターン氏
リーグの最高責任者としてのスターン氏の在任期間は、米スポーツ界での現役としては最長となる。後任には長年にわたり副コミッショナーを務めてきたアダム・シルバー(Adam Silver)氏が就任する。
スターン氏はシルバー氏について、「この10年間は彼がコミッショナーのようなものだった。ただコミッショナーとして給料をもらっていなかっただけの話だ」と語った。
「彼なら素晴らしい役割を果たしてくれるだろう。私たちは少なくともこの22年間、一緒にやってきたのだから」
スターン氏が1978年に総合顧問としてNBA入りすると、その翌年にはラリー・バード(Larry Bird)とマジック・ジョンソンがリーグに加入。同年には、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)の前身ワシントン・ブレッツ(Washington Bullets)が、イスラエルのテルアビブ(Tel-Aviv)で初の国際試合に臨み、マッカビ・テルアビブ(Maccabi Tel-Aviv)と対戦した。
そして1984年にスターン氏がコミッショナーに就任すると、リーグは1992年のバルセロナ五輪で結成されたドリームチームの活躍をはじめ全盛期を迎えた。チームのビジネスとしての価値も、中国や欧州、インドなど世界中にファン層を広げて、徐々に上昇していった。
スターン氏は「当時は外国人選手が少なく、国際市場も限られていた。しかし今季は米国籍以外の選手登録が、過去最多の92人になった」と語った。
チーム数も23から30にまで拡大し、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)の価値は、10億ドル(約1000億円)以上になった。