■地元住民の手に突然現れる米ドル札

 研究チームによるとホンジュラスでは2007年~11年に、1年間に破壊される森林面積が4倍に増えたが、同時期にコカインの密輸量も劇的に増加した。

 ホンジュラスでの研究を過去20年続けてきたマクスウィニー氏によれば、地元住民に森林破壊の原因を聞くと「ロス・ナルコス(麻薬組織)だ」との答えが返ってくるという。また、これまで米ドル紙幣が流通していなかった地域で突然、地元住民から20ドル紙幣の両替を求められることがあり、「こうしたことが起き始めると、麻薬組織がその地にやってきたことが分かる」と同氏は指摘している。

 この研究によると、ホンジュラスとグアテマラ、ニカラグアの3か国では2000年以降、世界最速のペースで森林破壊が進んでいる。(c)AFP