【1月31日 AFP】ベネズエラ西部スリア(Zulia)州にある湖のほとりが「世界で最も稲妻が多い場所」として、このほどギネス世界記録(Guinness World Records)に認定された。1時間に走る稲妻の数は3600本にもなるという。

 その場所は、マラカイボ(Maracaibo)湖南端のカタトゥンボ(Catatumbo)川河口域。4~11月に雷雨が頻発し、ひらめく無数の稲妻は「カタトゥンボ稲妻(Catatumbo Lightning)」の異名で知られる。

 ベネズエラ国営通信(ABN)によると、同地で観測される稲妻の数は確かに驚くべき多さだ。推計で1分間に18~60本、最大で1時間に3600本にもなり、1年間に換算すると120万本もの稲妻が走っていることになる。1回の閃光(せんこう)の放電量は電球1億個分という。

「カタトゥンボ稲妻」は昨年、観測を17年間続けてきた環境活動家のエリック・キローガ(Erick Quiroga)さんによってギネス申請されていた。認定証は28日、ホルヘ・アレサ(Jorge Arreaza)副大統領に手渡された。(c)AFP