【1月31日 AFP】洪水被害が頻発している英イングランド(England)南部では今年、1月の降水量が1910年の観測開始以来、最多を記録したことが30日、英気象庁(Met Office)の発表で明らかになった。

 南西部デボン(Devon)州から南東部ケント(Kent)州にかけての広域では、今月1日~28日の降水量が既に平年の2倍に相当する175.2ミリに達した。これまでの1月の降水量の最多記録は、1988年の158.2ミリだった。

 英国全土でみても、今年の1月は異常なほど降水量が多い。英気象庁によれば、英全国の28日までの平均降水量は164.6ミリで、平年を35%も上回っている。

 気象予報では31日から週末にかけてさらなる豪雨が予想されており、既に洪水で被害を受けている地域への影響が懸念される。(c)AFP