【1月29日 AFP】インターネットに新たな住所が29日、誕生する──米ドーナツ(Donuts)社が管理する「.guru」、「.bike」、「.singles」など7つの新たな汎用トップレベルドメイン(gTLD)のドメイン提供が始まるのだ。

 ドーナツ社は今年、1週間ごとのペースで新たなgTLDのドメインを提供する計画。最初に提供されるのは、「guru」「bike」「singles」「clothing」「holdings」「plumbing」「ventures」の7つ。

 これらのドメインは米北西部ワシントン(Washington)州を拠点とするドーナツ社が管理し、「GoDaddy」などのドメイン登録業者を通じて一般に販売される。

 2月5日にはさらに「camera」「equipment」「estate」「gallery」「graphics」「lighting」「photography」といった新gTLDがデビューする。

「今週より、これまで存在しなかった規模で、関連性のある特化した新たなインターネットのネーミングの選択肢が利用可能になる」とドーナツの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のポール・スタフラ(Paul Stahura)氏は述べた。

 インターネットのドメイン名を、既存の「.com」や「.net」などから広げることについては、インターネットのドメイン名やIPアドレスを管理する非営利組織ICANNInternet Corporation for Assigned Names and Numbers)も、インターネット創設以来最大の変化だと歓迎している。

 ICANNによれば、100以上の新gTLDがドーナツなどのドメイン管理会社に承認されており、まもなくネットサーフィン中にも見かけるようになるという。

 これまでのgTLDはわずか22個。そのうち「.com」「.net」がシェアの大半を占めていた。(c)AFP