【1月29日 AFP】ロシア・ソチ(Sochi)のアイスバーグ・スケート・パレス(Iceberg Sports Palace)で開催されるソチ冬季五輪のフィギュアスケートで、一番の見どころは4回転ジャンプでもトリプルアクセルでもない。――それは、スケート選手の衣装だ。

 冬季五輪において、スケート選手のコスチュームはいつも注目を集めている。

 米国のジョニー・ウェア(Johnny Weir)は、2006年のトリノ冬季五輪と2010年のバンクーバー冬季五輪でメダルを逃したが、その過激な衣装は、バンクーバーで銅メダルを獲得したロシアのオクサナ・ドムニナ(Oksana Domnina)/マキシム・シャバリン(Maxim Shabalin)組が着用した「原住民」をイメージしたコスチュームに匹敵するものがあった。

 五輪で金メダルを2回獲得した東ドイツ出身の元フィギュアスケート選手カタリナ・ヴィット(Katarina Witt)氏のコスチュームは、氷上のファッションの限界を押し上げた。

 1988年カルガリー冬季五輪のショーガールをテーマにしたルーティンで、ヴィット氏のスカート部分がなく羽毛で飾り付けた衣装は物議を醸し、国際スケート連盟(International Skating UnionISU)は女子スケート選手に対して控えめなデザインでスカートを含む衣装の着用を義務づけた。