【1月26日 AFP】スキージャンプW杯2013-2014は25日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場(Okurayama Jumping Hill)で男子個人第17戦が行われ、葛西紀明(Noriaki Kasai)が3位に入った。

 スロベニアのペテル・プレヴツ(Peter Prevc)が湿った雪の下で2本とも圧倒的な強さを見せ、W杯自身2勝目を飾るとともに、総合順位でも首位に立った。

 オーストリアのタウプリッツ(Tauplitz)で行われた個人第14戦で初優勝を飾ったばかりの21歳のプレヴツは、2本ともに最長不倒となる137メートル、134.5メートルを飛び、合計294.6点を記録した。

 同じスロバキアのイェルネイ・ダミヤン(Jernej Damjan)が135.5メートル、129メートルの277点を記録し、2位に入った。41歳の葛西は132.5メートル、129メートルの272.1点だった。また、伊東大貴(Daiki Ito)が261.2点で5位に入った。

 来月行われるソチ冬季五輪を見据え、長旅は避けようと、今大会へはW杯総合順位の上位10人のうち8人が参加を見合わせた。

 その中でプレヴツは総合得点を732点に伸ばし、カミル・ストフ(Kamil Stoch、ポーランド)の721点を上回って首位に立った。オーストリアのグレゴア・シュリーレンツァウアー(Gregor Schlierenzauer)が670点で3位につけている。(c)AFP