■長期間にわたってさまざまな犯行

 被告らの罪状は恐喝、殺人、強盗、放火、違法賭博、高利貸、暴行など多岐にわたり、犯行時期は1968年1月から2013年6月までの長期間に及ぶ。

 その1つは捜査当局の協力者と疑った人物の殺害だ。1969年6月、アサロ被告はバーク元受刑者と共に、捜査当局に組織の情報を提供したと疑ったポール・カッツ(Paul Katz)氏を犬用の鎖で絞殺し、遺体をニューヨーク市内の空き家の地下室に埋めたとされている。

 事件の発覚を恐れたアサロ被告は1980年代半ば、息子のジェローム被告らにカッツ氏の遺体を掘り起こさせた。

 それから約35年後、FBIはニューヨークのクイーンズ(Queens)地区にあるバーク元受刑者の家から右手と手首、毛髪、歯などの遺体の一部や衣服を発見。DNA鑑定の結果、カッツ氏のものと判明した。

 検察官はアサロ被告について、「凶悪行為と暴力をおきてとし、ひとたび司法当局に協力したと疑えば、その者たちに命をもって償わせた」と糾弾。また、つい数か月前まで組織のメンバーらに犯罪行為を命じていたと指摘し、アサロ被告が高齢で、犯行からかなりの年月が過ぎた事件がある事実をもってしても、同被告の冷酷さがかすむことはないと述べた。(c)AFP/Jennie MATTHEW