ビッグサーバーのベルディハ相手に、ワウリンカはサービスゲームを着実に守り、1度のブレークポイントしか許さなかった。対するベルディハは、第3セットと第4セットのタイブレークで犯した4回を含む合計7回のダブルフォールトを記録し、重要な場面でポイントを取りきれなかった。

 それでもベルディハがブレークを許したのは1度のみで、トータルポイント獲得数はワウリンカの143に対しベルディハは142と1ポイント差で、ワウリンカが厳しい試合を競り勝った。

 ワウリンカはグランドスラム通算36度目の出場で自身初めて、スイス人選手としてはフェデラーに続き史上2人目となる決勝進出を決めた。

 ワウリンカはベルディハとの直接対決で4連勝を挙げており、グランドスラムでは3度目の対戦で2勝目を収めた。

 ワウリンカは、決勝で第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)か同郷で第6シードのフェデラーと対戦する。(c)AFP