五輪で銀メダルを2回獲得しているプルシェンコは、2013年12月に行われたソチ五輪の代表選考会を兼ねたロシア選手権で18歳のコフトゥンにまさかの敗北を喫していた。

 ソチ五輪でロシアの男子フィギュア出場枠は1枠しかなく、出場選手は今大会から採用される団体戦と個人戦の両方で戦わなければならない。

 2013年12月の時点で、FSFRのアレクサンドル・ゴルシコフ(Alexander Gorshkov)会長は、ロシア代表選手は欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2014)終了後に決定されるとしていた。

 ハンガリーのブダペスト(Budapest)で開催され、プルシェンコが欠場した欧州選手権では、コフトゥンが5位に終わり、セルゲイ・ボロノフ(Sergei Voronov)が銀メダル、コンスタンチン・メンショフ(Konstantin Menshov)が銅メダルをそれぞれ獲得した。

 コーチのミーシン氏はRスポーツのインタビューに対し、通算7度の欧州選手権制覇を誇るプルシェンコは、ソチ五輪でロシアに威厳を持たせると語った。

「われわれは五輪に照準を合わせ、ベストなコンディションで試合を迎えられるよう計画的に準備を進めてきた」

「エフゲニーに現在与えられた目標は、ロシア代表の威厳を持って試合に臨むことだ」

(c)AFP