深刻化する香港の大気汚染、住民や観光客から不安の声
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■香港を去るしか対策はないのか?
香港は2013年の「世界競争力年鑑(IMD World Competitiveness Yearbook)」で、2012年の2位から順位をひとつ落としている。市の議員たちも大気汚染問題が経済活動に影響を及ぼしていると認めているようだ。
香港で働くことを考えている人の中には、ここでの生活に不安を覚える人も多いという。カナダ出身の投資家で婚約したばかりのトッド・スコットさん(37)は、「数年間暮らすにはいいところだが、子供を育てることを考えると慎重にならざるをえない」とAFPに述べた。
特に冬の間は、本土からの風が汚染物質を香港へと運ぶ。ひどい日には、香港のPM2.5(微小粒子状物質)レベルが北京と同等になることもあるという。
それでも、香港科技大学(Hong Kong University of Science and Technology)の大気学者アレクシス・ラウ(Alexis Lau)氏は楽観的な姿勢だ。同氏は「厳しい指数が導入されたのだから、汚染レベルは下がるはずだ」と述べ、政府による対策が取られている以上、香港の大気汚染レベルが本土ほどにはならないと考えていると説明した。
しかし、その一方では香港を去ることが唯一の解決法だと考えている人もいる。大気浄化の運動を推し進めるグループのジェームズ・ミドルトン(James Middleton)氏は、移住を選んだ人を何人も知っているとAFPに語った。
「かなり多くの人たちが(大気汚染が原因で)去って行った。子供がいる人たち、そして喘息に苦しむ人たちはこれからも去っていくだろう」
(c)AFP/Aaron TAM