【1月22日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)は21日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第8シードのスタニスラス・ワウリンカ(Stanislas Wawrinka、スイス)が2-6、6-4、6-2、3-6、9-7で第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破り、準決勝に進出した。

 大会4連覇を目指していたジョコビッチだったが、4時間に及んだフルセットの末にワウリンカに敗れ、全豪の舞台から姿を消した。

 そして昨年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2013)決勝で敗れたのを最後に続いていた連勝は28で止まり、2011年大会からの全豪連勝記録も25で途切れた。

 また、全豪の前回王者がベスト4入りを逃したのは、2010年大会の準々決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)がけがのため途中棄権して以来となった。

 一方、ワウリンカは2013年の全豪オープンや全米オープン全米オープン(The US Open Tennis Championships 2013)での激戦をはじめとする対ジョコビッチ戦での連敗を14で止めた。

 ワウリンカは「去年は試合を決めることができず難しい戦いだったが、今年は新しい年を迎え、良い気分で全豪に帰ってきた」と語った。

「できることはすべてした。ジョコビッチは素晴らしいチャンピオンだ。本当に本当に幸せだ」

 2013年の全米オープンでジョコビッチに敗れて以来となる四大大会(グランドスラム)の準決勝に進出したワウリンカは、次戦で第7シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と対戦する。(c)AFP