【1月21日 AFP】全日空(All Nippon AirwaysANA)は20日、同社の新テレビコマーシャル(CM)が外国人をステレオタイプ化していて人種差別的だとの苦情が出ていることを受けて、問題のCMを修正していると明らかにした。

 問題となったのは、3月から東京・羽田空港(Haneda Airport)発着のANA国際線が増便されることをアピールする30秒間のCM。ANAのパイロット制服を着た俳優の西島秀俊さんとお笑いタレントのバカリズムさんが、国際線航空会社としてのANAのイメージアップについて英語で会話を交わしている。

 CMの最後にバカリズムさんは、金髪のかつらと高さを強調したおもちゃの鼻を付けた姿に変わる。このCMが日本の英語ソーシャルメディア上で物議を醸した。

 新CMへの批判に対し、ANA広報の野村良成(Ryosei Nomura)氏は、日本の人たちに世界を見に出かけようと呼び掛ける意図だったが、苦情を受けてCMの内容を修正した上で放送すると述べた。修正前のCMは18日から20日まで放映されたが、その後は放送されていない。(c)AFP