【1月19日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2014)は18日、ハンガリーのブダペスト(Budapest)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、スペインのハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez)が合計267.11点で優勝し、大会2連覇を達成した。

 22歳フェルナンデスはこの日、3度の4回転ジャンプを成功させて、2位に入ったロシアのセルゲイ・ボロノフ(Sergei Voronov)と14.56点差で大会を制した。3位にはロシアのコンスタンチン・メンショフ(Konstantin Menshov)が入った。

 フェルナンデスはFSで完璧なルーティンを見せたわけではなかったが、175.55点を記録。ライバル陣が高得点を取らなかったことも手伝って、タイトル防衛に成功した。

 欧州選手権での2連覇は、2006年のエフゲニー・プルシェンコ(Evgeni Plushenko)以来の快挙となる。

 一方、ロシアの国内チャンピオンである18歳のマキシム・コフトゥン(Maxim Kovtun)は、エラーを連発して5位という結果に終わった。

 コフトゥンがメダルを獲得できなかったことから、31歳のプルシェンコのソチ五輪代表選出の可能性が大幅に高まった。

 2006年トリノ五輪の金メダリストで、過去に3度の世界選手権制覇を誇るプルシェンコは今回の欧州選手権に出場はしなかったが、ロシアに与えられたわずか1つの男子シングル代表枠獲得をかけて、同国フィギュアスケート連盟(Figure Skating Federation of RussiaFSFR)関係者の前でテストを受けることとなっている。

 FSFRは次週、五輪代表選手を発表する。(c)AFP/Emmeline MOORE