【1月18日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2014)は17日、ハンガリーのブダペスト(Budapest)で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ロシアの15歳、ユリア・リプニツカヤ(Julia Lipnitskaia)が合計209.72点で優勝を飾った。

 史上最年少で欧州選手権を制覇したリプニツカヤは、ソチ冬季五輪に出場する地元ロシアの代表選出に自信をのぞかせた。

 2位には同じロシアの17歳、アデリナ・ソトニコワ(Adelina Sotnikova)が202.36点で続き、転倒があったイタリアのカロリーナ・コストナー(Carolina Kostner)が191.39点で3位に入った。

 自身初の主要大会での金メダル獲得に感情を抑えきれずに涙したリプニツカヤは、「ソチに向けての女子(のフィギュア)代表枠は2つです。欧州覇者として、代表に選ばれると思います」と語った。

 映画『シンドラーのリスト(Schindler's List)』の音楽に乗せて完璧な演技を披露し、観客を魅了したリプニツカヤは、FSでの自己最高得点となる139.75点を記録した。

 ソトニコワは「ロンドカプリチオーソ(Rondo Capriccioso)」に乗せ、技術的なミスを冒頭のトリプルルッツでの両足着氷にとどめ、こちらも自己最高の131.63点を記録した。5.36点届かなかったソトニコワは、失望の涙を流した。(c)AFP