【1月19日 AFP】イタリア・セリエA、ACミラン(AC Milan)の新監督に就任したクラレンス・セードルフ(Clarence Seedorf)氏の、同クラブでの2度目のデビューにサッカー界からは注目が集まっている。

 ミランは、19日に好調のエラス・ベローナ(Hellas Verona)と対戦する。

 異なる三つのクラブで欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を4度制した往年の名選手だったセードルフ氏は、16日にミランと正式に2年半の契約を結び、チームに迎えられた。

 14日にブラジルから到着したセードルフ氏は、市民やACミランのファンから温かく迎え入れられた。サポーターは、セードルフ氏がクラブで過ごした10年間で収めた成功を、指揮官として再現することを望んでいる。

 しかし、首位ユベントス(Juventus)とは勝ち点30差(17日現在)、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)出場圏内の3位につけるナポリ(SSC Napoli)とは同20差をつけられているミランを率いるのは容易な仕事ではない。また、セードルフ氏が初めてトップチームの指揮官として選手の指導にあたるという点も懸念事項となっている。

 ミランから招聘され、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のボタフォゴFR(Botafogo FR)を退団した時点で、セードルフ氏は「ACミランがリーグの頂点に舞い戻るためには、やるべきことがたくさんある」とコメントしている。

 かつてミランに所属していた同じオランダ出身のマルコ・ファン・バステン (Marco van Basten)氏とルート・フリット(Ruud Gullit)氏も、セードルフ氏の監督就任に疑問を抱いている。

「これはリスクだ。セードルフがどう適応するか見守るしかない」(ファン・バステン氏)

「予想もしていなかった。監督の経験がないクラレンスは、実力を証明するしかない」(フリット氏)

 セードルフ氏は、本領を発揮していないながらもチームの中心的役割を担う賛否両論のストライカー、マリオ・バロテッリ(Mario BarwauhBalotelli)ともすでに話し合いを持ったと伝えられている

 セードルフがまだ見ぬバロテッリの本当の実力を引き出すことができれば、解任されたマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)前監督の力量不足が証明されることになる。(c)AFP