【1月17日AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)は17日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-3、6-3でダニエラ・ハンチュコバ(Daniela Hantuchova、スロバキア)を下し、4回戦に進出した。

 この日も猛暑となったオーストラリア・メルボルン(Melbourne)で、世界ランク1位のセレーナは力強いサーブを駆使して80分間で試合を制し、大会新記録となる通算61勝目を挙げ、マーガレット・スミス・コート(Margaret Smith Court)氏が持っていた全豪オープンの通算最多勝利数を更新している。

 大会6度目の王座を狙うセレーナは、4回戦で元世界ランク1位のアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア) と2011年全米オープン(The US Open Tennis Championships 2011)覇者のサマンサ・ストーサー(Samantha Stosur、オーストラリア)のどちらかと対戦する。

 世界ランク33位のハンチュコバは、強敵に対して6回ブレークチャンスがあった。しかし、第1セットだけで8本のエースを叩き込んだセレーナが、ここぞという場面でも決めた。

 今回の勝利で新たな金字塔を打ち立てたセレーナは、クリス・エバート(Chris Evert)氏とマルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏が成し遂げた、四大大会(グランドスラム)通算18勝という偉業も見据えている。

 1998年に大会デビューを飾ったセレーナは、リンゼイ・ダベンポート(Lindsay Davenport、米国)がオープン化以降に全豪で記録しているシングルス通算69試合にも並んでいる。(c)AFP