【1月15日 AFP】今年のバレンタインデーを迎える特別な場所を探している婚約中の異性カップルを、ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王が、2月14日の一般謁見(えっけん)に招待しようとしている。

 バチカン(ローマ法王庁)が発表したこの異例の企画は「ジョイ・オブ・イエス・フォーエバー(The Joy of Yes Forever)」と銘打たれている。バチカン家庭評議会(Pontifical Council for the Family)のウェブサイトが告知に使っているイラストは、青空を背景に、ピンク色に縁どられた白い十字架の前で抱き合う男女のシルエット。

 声明は複数の言語で発表され、「(カトリック教会の)結婚準備講座を修了したか、現在受講している婚約中のカップルを法王謁見に招待します」とあり、今月30日までに申し込むよう案内している。

 聖バレンタイン(Saint Valentine)は3世紀の聖職者で、結婚禁止令に背き密かに結婚式を執り行ったため273年2月14日に殉教したとされている。(c)AFP