ジャーナリストで2度の結婚歴があり、3人の子持ちでもあるトリルベレールさんは、過去10年間の大半をオランド大統領のパートナーとして過ごしてきた。ただ、2人の交際が実際いつから始まったのかは不明だ。

 オランド大統領はそれ以前に、社会党の同志でやはり事実婚パートナーだったセゴレーヌ・ロワイヤル(Segolene Royal)氏との間に4人の子どもをもうけているが、ロワイヤル氏との関係は2005年に終わり、そのころ既にトリルベレールさんと恋愛関係にあったとの見方が大勢だ。

 しかしオランド大統領は、さらに2年後の2007年にロワイヤル氏が仏大統領選に出馬した時まで、公の場ではロワイヤル氏のパートナーとして振舞っていた。この時の大統領選でロワイヤル氏はニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)前大統領に敗れている。

 複数の伝記作家によれば、オランド大統領はどちらの女性を選ぶべきか何か月も迷っていたという。こうした慢性的な優柔不断さは、支持率が存命中の仏大統領の中で最低に落ち込んだオランド大統領を繰り返し悩ませることになるだろうと、作家らは警告している。(c)AFP