ミランは前半9分、オランダ代表のナイジェル・デ・ヨング(Nigel de Jong)がブライアン・クリスタンテ(Bryan Cristante)と一緒にボールを奪取すると、パスを受けたロビーニョ(Robinho)がサッスオーロのGKジャンルカ・ペゴロ(Gianluca Pegolo)を破り、先制点を挙げた。

 その4分後にミランは、マリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)のゴールでリードを2点に広げ、敵地で危なげなく勝ち点3を手にするかのように見えたが、その一方でサッスオーロの考えは違っていた。

 今季序盤に本拠地で行われたインテル(Inter Milan)戦で0-7の大敗を喫しているサッスオーロは、同点に追いつこうとする強い意志を示し、13分間で2点差を取り戻した。

 サッスオーロは前半15分、オフサイドラインから抜け出したベラルディが角度のない位置から1点を返すと、同26分には素晴らしい個人技から同点ゴールを決めた。

 中盤でボールを受けたベラルディは、ミランの守備陣と競りながらペナルティーエリア内に入り込むと、一度はボールを奪われかけながらも、体を回転させるようにシュートを放ち、ミランのGKクリスティアン・アッビアーティ(Christian Abbiati)の牙城を破った。