【1月10日 AFP】米ラスベガス(Las Vegas)で開催中の世界最大級の家電見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(International Consumer Electronics ShowCES)」では、将来のトレンドを担うと目される3Dプリンターが注目を集めている。3Dプリンターを使えば、靴や眼鏡のフレーム、玩具などを、自宅でも書類を印刷するような手軽さで製作することができる。

 3D技術の広報大使としてCESに登場した有名歌手のウィル・アイ・アム(will.i.am)さんは「iTunes(アイチューンズ)によって音楽を入手する方法が一変したのと同じことが、数多くの日用品にも起きるだろう」とコメント。10年以内に3Dプリンターは「冷蔵庫やテレビ、電子レンジ」のように一般家庭に普及し、わざわざ店に出向かなくてもプリンターでさまざまな商品を手に入れられるようになるとの予測を語った。

 登場して既に四半世紀近くが経過している3Dプリンターだが、技術改良とコスト削減が進んだ結果、パソコン愛好家や芸術家、起業家に手が届きやすい存在となり、ここ最近人気が急上昇している。(c)AFP/Glenn CHAPMAN